鉄則1：体の負担を激減させる「人間工学設計」と「調整機能」

最も重要なのが「人間工学（エルゴノミクス）」に基づいているか、です。これは、人が最も自然で快適な状態で使えるように設計する考え方。オフィスチェアにおいては、背骨の自然なS字カーブを保ち、体圧を適切に分散させる構造が求められます。

さらに、人の体格はそれぞれ違うため、自分仕様にできる「調整機能」が不可欠です。最低でも以下の4つはチェックしましょう。

• 座面の高さ調節：足裏がしっかり床につく高さに調整できるか。
• アームレスト（肘掛け）：肩が上がらない自然な位置に調整できるか。
• リクライニング：集中モードとリラックスモードを切り替えられるか。
• ランバーサポート：腰の支えを調整できるか。

鉄則2：腰痛対策の最重要パーツ「ランバーサポート」

在宅ワーカーの最大の敵「腰痛」。その対策の要となるのが「ランバーサポート」です。これは、背もたれの腰部分にあるパーツで、意識しなくても正しい姿勢を維持する手助けをしてくれます。

ランバーサポートがあることで、腰への負担が一点に集中するのを防ぎ、長時間の作業でも驚くほど快適さが持続します。特に腰に不安がある方は、この機能が調整できるモデルを強くおすすめします。

鉄則3：快適性と部屋の印象を決める「素材」

椅子の張地は、座り心地とメンテナンス性を大きく左右します。主な素材の特徴は以下の通りです。

• メッシュ素材：通気性抜群で蒸れにくいのが最大の特徴。見た目も軽やかで、機能性を重視する方に人気です。
• ファブリック（布）素材：柔らかな肌触りと温かみのある風合いが魅力。カラーが豊富でインテリアに合わせやすいのがメリットです。

夏場の快適性をとるならメッシュ、冬の暖かさやデザイン性をとるならファブリック、という視点で選ぶと良いでしょう。