【プロが厳選】在宅ワーク椅子おすすめ10選!疲れない選び方
「在宅ワークになってから、なんだか腰や肩が痛い…」
「長時間座っていると集中力が続かない…」
そんな悩みを抱えていませんか?その原因、もしかしたら毎日使っている「椅子」にあるかもしれません。
ダイニングチェアやソファで仕事を続けていると、体に合わない姿勢が続き、腰痛や肩こりを引き起こす原因になります。快適な在宅ワーク環境を整える上で、自分に合ったオフィスチェアへの投資は、仕事の生産性を高めるだけでなく、将来の健康を守るためにも非常に重要です。
この記事では、オフィス家具のプロの視点から、長時間座っても疲れないオフィスチェアの選び方を徹底解説。さらに、予算別に本当におすすめできるモデル10選を厳選してご紹介します。
失敗しない!疲れないオフィスチェア選び5つの必須ポイント
「オフィスチェアなら何でもいい」は大間違い。無数にある製品の中から最適な一脚を見つけるために、押さえるべき5つのポイントを解説します。
1. 体への負担を減らす「人間工学(エルゴノミクス)」設計
疲れないオフィスチェア選びで最も重要なのが、人間工学(エルゴノミクス)に基づいて設計されているかという点です。人間工学とは、人が自然で快適に使えるようにモノや環境を設計する考え方のこと。
オフィスチェアにおいては、背骨が自然なS字カーブを描き、骨盤が正しい位置で支えられる構造が理想です。これにより、体圧が適切に分散され、腰や背中への負担が劇的に軽減されます。長時間座り続ける在宅ワーカーにとって、この設計は健康を維持するための生命線とも言えるでしょう。
2. 自分仕様に!調整機能の豊富さ
人の体格は千差万別。最高の椅子も、自分の体にフィットしなければ意味がありません。だからこそ、調整機能の豊富さが重要になります。最低でも以下の4点はチェックしましょう。
- 座面の高さ調節:基本中の基本。太ももが床と水平になり、足裏全体が床にしっかりつく高さに合わせるのが理想です。「身長 × 0.25」が最適な高さの目安と言われています。
- アームレスト(肘掛け)の調整:高さや角度を調整できると、肩や腕の負担を軽減できます。肩が上がらず、リラックスした状態で肘を置ける位置がベストです。
- リクライニング機能:背もたれの角度を調整できる機能。作業中の集中モードから、休憩時のリラックスモードまで、姿勢を自在に変えられます。
- ランバーサポートの調整:腰部分のサポート位置や強さを調整できる機能。腰痛持ちの方には必須の機能です。
3. 腰痛対策の要「ランバーサポート」
調整機能の中でも特に注目したいのが「ランバーサポート」です。これは、腰椎(背骨の腰部分)を支え、理想的なS字カーブを維持するためのパーツ。ランバーサポートがあることで、無意識のうちに姿勢が崩れるのを防ぎ、腰への負担を集中させません。
内蔵されていて位置調整ができるタイプや、サポートの強弱を調整できるタイプなど様々です。自分の腰のカーブにぴったりフィットするものを選ぶことで、長時間のデスクワークでも驚くほど快適になります。
4. 快適性を左右する「素材」の特徴
椅子の座り心地やメンテナンス性は、張地(素材)によって大きく変わります。主な3つの素材の特徴を理解し、自分の好みや環境に合ったものを選びましょう。
- メッシュ素材:通気性抜群で蒸れにくいのが最大の特徴。特に夏場や暖房の効いた部屋で長時間作業する方におすすめです。弾力性があり、体をしっかり支えてくれます。
- ファブリック(布)素材:柔らかな肌触りと温かみのある風合いが魅力。カラーバリエーションが豊富で、お部屋のインテリアに合わせやすいのがメリットです。
- レザー(本革・合成皮革):高級感があり、汚れに強く手入れが簡単なのが特徴。書斎をスタイリッシュな空間にしたい方にぴったりです。ただし、本革は高価で、夏場は蒸れやすいという側面もあります。
5. 集中とリラックスを両立「リクライニング機能」
背もたれを倒す機能には、主に「リクライニング」と「ロッキング」の2種類があります。
- リクライニング:好きな角度で背もたれを固定できる機能。集中したい時は直角に近く、休憩したい時は深く倒して体を預けるなど、シーンに応じた使い方が可能です。
- ロッキング:背もたれと座面が連動して、ゆりかごのように揺れる機能。体重移動に合わせて動くため、作業中の体の緊張をほぐすのに役立ちます。
長時間の作業と合間の休憩を両立させたいなら、リクライニング機能があり、その硬さ(反発力)も調整できるモデルが断然おすすめです。
【2025年最新】在宅ワーク向けオフィスチェアおすすめ10選
選び方のポイントを踏まえ、プロが「これは間違いない」と断言できるオフィスチェアを、価格帯別に10脚厳選しました!
【ハイエンド編】最高の投資!10万円以上の極上モデル3選
最高の座り心地と機能性を求めるならこのクラス。体への投資と考えれば、決して高すぎることはありません。
1. ハーマンミラー|アーロンチェア リマスタード
「キング・オブ・オフィスチェア」と称される不朽の名作。人間工学に基づいて設計された革新的な機能と、象徴的なデザインは、世界中のワーカーから絶大な支持を得ています。メッシュ状の張地が体圧を均等に分散し、まるで宙に浮いているかのような座り心地を実現。一度座れば、その価値を実感できるはずです。
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- 特徴:卓越した体圧分散、優れた調整機能、高いデザイン性
- こんな人におすすめ:最高の座り心地を求める人、デザインにもこだわりたい人、長期間使える一脚を探している人
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価格:291500円 |
2. オカムラ|コンテッサ セコンダ
日本のトップブランド・オカムラが誇る最高峰モデル。イタリアのデザインと日本の技術が融合した美しいフォルムが特徴です。アームレストの先端にあるレバーで座面の高さやリクライニングを直感的に操作できる「スマートオペレーション」は唯一無二。座ったまま最適なポジションに調整できる快適さは格別です。
- 特徴:スマートオペレーション、流麗なデザイン、豊富なカスタマイズ性
- こんな人におすすめ:デザインと操作性を両立させたい人、自分好みにカスタマイズしたい人
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オカムラ コンテッサセコンダ 中古 2019年製 Contessa seconda CC83MS-FPC1 コンテッサチェア 中古オフィス家具 ブラック 価格:138000円 |
3. スチールケース|Gesture(ジェスチャー)
人の体の動きを徹底的に研究して生まれたチェア。最大の特徴は、人間の腕のように動く360°アーム。PC作業からスマホ操作、タブレット利用まで、あらゆるデバイス利用時の姿勢を最適にサポートします。多様な働き方に対応する、まさに現代のワーカーのための椅子です。
- 特徴:自由自在に動くアームレスト、多様な姿勢への対応力
- こんな人におすすめ:複数のデバイスを使い分ける人、常に最適なサポートを求める人
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新品価格 |
【ミドルレンジ編】コスパ最強!3~8万円の高機能モデル4選
機能性と価格のバランスが最も良いのがこの価格帯。在宅ワークの質を格段に向上させる人気モデルが揃っています。
4. オカムラ|シルフィー
オカムラの人気モデルで、背もたれのカーブを体の大きさに合わせて調整できる「バックカーブアジャスト機構」が最大の特徴。小柄な女性から大柄な男性まで、誰の背中にもフィットさせることができます。カラーバリエーションも豊富で、インテリアに合わせて選べるのも嬉しいポイント。
- 特徴:バックカーブアジャスト機構、豊富なカラー
- こんな人におすすめ:家族で共有する可能性がある人、フィット感を重視する人
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オカムラ シルフィーチェア 中古 2018年製 ハイバック 可動肘 OKAMURA Sylphy 中古オフィス家具 ミディアムブルー 価格:47800円 |
5. コクヨ|イング
座面が360°自由に動く「グライディング・メカ」を搭載した革新的なチェア。座りながら体が自然に揺れることで、筋肉の緊張をほぐし、血行を促進します。まるでバランスボールに乗っているかのような感覚で、座りっぱなしによる体の固まりを防ぎます。
- 特徴:360°グライディング機能、運動効果
- こんな人におすすめ:長時間の座位で体が固まりがちな人、新しい座り心地を試したい人
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【個数:1個】CR-G3403E6G4B6-V 直送 代引不可・他メーカー同梱不可 コクヨ イング メッシュ・バーチカルタイプ CRG3403E6G4B6V 価格:123312円 |
6. イトーキ|サリダ YL9
コストパフォーマンスの高さで絶大な人気を誇るモデル。9段階で調整できるヘッドレストや体重感応式シンクロロッキングなど、上位モデルに引けを取らない機能を搭載。特にランバーサポートは独立して調整可能で、腰をしっかりと支えてくれます。この価格でこの機能性は驚きです。
- 特徴:充実した調整機能、高いコストパフォーマンス
- こんな人におすすめ:予算を抑えつつ高機能な椅子が欲しい人、初めて本格的なオフィスチェアを買う人
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新品価格 |
7. エルゴヒューマン|ベーシック
エルゴヒューマンは、人間工学チェアの専門ブランド。その中でも特に人気の「ベーシック」は、腰を独立して支える「独立式ランバーサポート」が特徴。前傾姿勢から後傾姿勢まで、常に腰を最適な位置で支え続けます。腰痛に悩む多くのワーカーから支持されています。
- 特徴:独立式ランバーサポート、オールメッシュの快適性
- こんな人におすすめ:腰痛に悩んでいる人、しっかりとしたサポート感を求める人
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新品価格 |
【エントリー編】予算重視でも快適!3万円以下の実力派モデル3選
「まずは手頃な価格で試したい」という方におすすめ。基本的な機能を備え、ダイニングチェアからの卒業に最適なモデルです。
8. コクヨ|エントリー
その名の通り、オフィスチェアの入門機として最適な一脚。手頃な価格ながら、腰部を支えるランバーサポートやロッキングの強弱調整など、疲労を軽減するための基本機能をしっかり搭載しています。シンプルで飽きのこないデザインも魅力。さすがコクヨ、と唸らせる安定の品質です。
- 特徴:基本的な調整機能、信頼のコクヨ品質、優れたコストパフォーマンス
- こんな人におすすめ:初めてオフィスチェアを購入する人、限られた予算で信頼できる製品を選びたい人
9. GTRACING|ゲーミングチェア
オフィスチェアとは少し毛色が異なりますが、体を包み込むようなホールド感と、深いリクライニング機能で人気のゲーミングチェアも選択肢の一つ。特に、ヘッドレストとランバーサポートクッションが付属しているモデルが多く、休憩時の快適性は抜群です。長時間のゲームプレイを支える設計は、デスクワークにも応用できます。
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- 特徴:深いリクライニング、ホールド感の高いデザイン、フットレスト付きモデルも
- こんな人におすすめ:仕事の合間にしっかり休憩・仮眠を取りたい人、包み込まれるような座り心地が好きな人
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新品価格 |
10. Hbada|オフィスチェア
低価格帯ながら、デザイン性と機能性を両立させた人気ブランド。人間工学に基づいたS字カーブの背もたれや、跳ね上げ式のアームレストなど、使い勝手を考えた機能が満載。コンパクトな設計のモデルが多く、限られたスペースでも圧迫感なく設置できます。
- 特徴:スタイリッシュなデザイン、省スペース設計、跳ね上げ式アームレスト
- こんな人におすすめ:デザインにもこだわりたい人、部屋を広く見せたい人
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価格:23980円 |
椅子だけじゃない!在宅ワークをさらに快適にする+αの工夫
最高の椅子を手に入れても、それだけでは万全ではありません。周辺環境も整えることで、快適さはさらに向上します。
1. 基本の「き」:正しい座り方と姿勢の意識
どんなに良い椅子でも、座り方が悪ければ効果は半減します。以下の3点を意識しましょう。
- 深く腰掛ける:お尻を背もたれに突き当たるまで深く座り、ランバーサポートが腰に当たるようにする。
- 足裏を床につける:足裏全体がしっかりと床につくように座面の高さを調整する。
- 目線はまっすぐ:モニターの上端が目線の高さか、少し下になるように調整する。(モニターアームの活用がおすすめ)
この「骨盤を立てて座る」意識が、腰痛予防の第一歩です。
2. 併用したい便利グッズ3選
- フットレスト:小柄な方で足が床につかない場合や、足のむくみが気になる方におすすめ。姿勢の安定につながります。
- モニターアーム:画面を最適な高さと距離に調整でき、首や肩への負担を劇的に減らします。デスクの上もスッキリします。
- リストレスト:キーボードの手前に置き、手首の角度を自然に保つことで、腱鞘炎のリスクを軽減します。
3. 集中力を切らさない!賢い休憩の取り方
在宅ワークでは、つい時間を忘れて作業しがちです。最低でも1時間に1回は立ち上がり、軽いストレッチや水分補給をしましょう。
「ポモドーロ・テクニック(25分作業+5分休憩を繰り返す)」などを活用するのも効果的です。意識的に体を動かす時間を作ることが、結果的に長時間の集中力維持につながります。
まとめ:自分に合った最高の椅子で、在宅ワークをアップグレードしよう!
今回は、長時間座っても疲れないオフィスチェアの選び方から、具体的なおすすめモデルまでを詳しくご紹介しました。
在宅ワークにおいて、オフィスチェアは単なる家具ではなく、あなたの健康と生産性を支える最も重要な「仕事道具」です。ダイニングチェアで我慢している方は、ぜひこの機会に自分に合った一脚への投資を検討してみてください。
この記事で紹介した選び方のポイントを参考に、あなたにとって最高のパートナーとなる椅子を見つけ、より快適で健康的な在宅ワークライフを実現しましょう!